Reality~切ない恋の唄~

「涙は女の武器」なんて言うけど…

相手が女性の場合は通用しないらしい。

ジュリア様のお怒りは
おさまりそうもない。



…もう駄目だ。



私は顔を両手でおおって、
その場にしゃがみこんだ。

ここで泣き崩れても、
ジュリア様は許してくれないだろう。



もう一度見上げると、
ジュリア様は仁王立ちのまま私を見下ろしている。



もうプライドなんていらない。

お許しをいただくまで、
帰るわけにはいかないんだ。



私は床に両手をつくと、
おでこも床につきそうなくらい頭を下げた。



「本当に申し訳ありませんでした。」