Reality~切ない恋の唄~

私のことを観察するように眺めるジュリア様…

鋭い視線にとらえられて、
動けなくなってしまった。



私にもう一歩近寄ると、
ジュリア様はようやく口を開いた。

「あんた、やる気あるの?」

抑揚のない低い声。

静かな怒りが伝わってくる。



「あの…すみません。私、緊張して…」

恐る恐る
ジュリア様を見上げる。



濃いアイラインに囲まれた大きな目。

感情を浮かべない瞳が
冷たく光っている。



その視線を受け止めるだけで精一杯な私。



ーバシッ



耳元で大きな音が響いた。