Reality~切ない恋の唄~

私の声に
麗さんは力無く顔を上げた。

髪も洋服も雨に濡れ、
小刻みに震えている。



今は何も聞かないほうがいい…

私は無言で傘を差し出した。



「麗、風邪ひくぞ。」

遼さんの呼びかけにも、
麗さんは小さく首を振るだけだった。



「お前…重大なこと一人で決めやがって。
俺は、絶対にお前を辞めさせたりしないからな。」

倒れそうになった麗さんの肩を支える遼さん。



麗さんがStreamを脱退する…

記事に書かれていたことは、
桜井社長が決めたんだろうか。



私だって、
麗さんを辞めさせたくない。



私が麗さんのためにできること…

二人の姿を見ながら、
ずっと考えていた。