Reality~切ない恋の唄~

「遼さん、この記事本当ですか?」

息を切らせながら、
遼さんに雑誌を差し出した。



「いや…俺も詳しいことは聞いてない。
こんな話…誰が勝手に決めたんだ。」

サングラスもかけず、
部屋着のままの遼さん。

リラックスした服装とは対照的に、
その顔には怒りがにじみ出ている。



「麗さんはどこにいるかご存知ですか?」

「わからない…
何度か電話したけど、出ないんだ。」

遼さんは携帯を取り出し、
耳に当てた。

やっぱりつながらないようだ。



「俺、探してくるから。」

いったん部屋に戻ろうとした遼さんを呼び止めた。



「私も行きます。」