Reality~切ない恋の唄~

車の前に来ると、
麗さんは声をあげて笑い出した。

「麗さん、さっきは本当にごめんなさい…」

「全然大丈夫だよ。ちょっと面白かったし。」

本当に楽しそうに笑う麗さんを見て安心した。



「舞ちゃん、先乗ってて。
荷物積んどくから。」

「すみません。ありがとうございます。」

麗さんに荷物を渡して、
助手席に乗りこむ私。



運転席の足元に何か落ちてるのが見えた。

免許証のケースみたい。



勝手に見ちゃ悪いけど…

麗さんは
まだトランクを開けて荷物をのせている。



免許証を両手で隠すように拾って、
チラッとのぞいてみた。



「…!?」