Reality~切ない恋の唄~

先生は、ちゃんと振り返ってくれた。

笑顔で片手を上げる先生。



私もサングラスをはずして手を振った。

涙がこぼれそうになるけど、
一生懸命笑顔で。



先生がどんどん遠くなる。

先生が見えなくなる頃には、
涙が溢れだしていた。



先生からもらったサングラス。

しばらく両手で握りしめた。



いつまでも泣いてばかりはいられない。

私にはやらなきゃいけないことがある。



サングラスをかけ直すと、
鞄から携帯を取り出した。