Reality~切ない恋の唄~

「他人を信用しすぎるのもよくない。
俺だって男だ。」

そう言って、
先生は玄関のドアを開けようとした。



「龍二先生…一緒にいてください。
お願いです…」

駄々をこねる子供みたいに、
半べそで先生のジャケットの裾を引っ張った。



「明日の朝には迎えにくるから。
間違いを起こしたら大変だろ。」

先生はジャケットをつかんだままの私の手を離させた。