Reality~切ない恋の唄~

通されたのは、一番奥の会議室。

ブラインドが降ろされたままの薄暗い部屋。

ドアを閉じれば、
生徒たちの声はほとんど聞こえない。



社長は龍二先生と向き合うと、一枚の紙を突きつけた。

「龍二先生、どういうことですか?」



先生が受け取った紙を
後ろからのぞく。

私は言葉を失った。



そこに印刷されていたのは、
昨日の写真。

やっぱり…
あの時の光はそうだったんだ。



先生と私が
抱き合ってるようにしか見えない。



私は両手で口を覆ったまま、
その紙を見つめていた。