Reality~切ない恋の唄~

先生は私の頭に手を添えると、
そのまま自分の胸へと抱きよせた。

「先生…!?」

男の人に、こんなことされるのは初めてだ。

反射的に体がこわばってしまう。



「お前は気が弱いくせに、一人で抱え込むところがあるからな。」

こんなにドキドキしてる私に、
先生は気づいてないんだろうか。

何気ない様子で言葉を続ける先生。


「みっともないとこ見せてすみません…」

動揺してるのがバレないように、先生の胸に顔をうずめる。


「お前がみっともないのは、いつものことだろ。」

言葉はぶっきらぼうだけど、
先生の胸はすごく暖かい。



先生…

こんなことされたら、
私…誤解してしまいそうです。



先生の彼女にはなれないけど…



もう少しだけ
このままでいさせて下さい。