Reality~切ない恋の唄~

「お前は真面目すぎる。」

ふっと笑顔を見せる先生。



「たまには歌のことを忘れて、思いっきり遊んでこい。ハマりすぎなければ、恋愛だって悪いことじゃないだろ。」

「はい…」

先生とは目を合わせずに、
うなづいた。



「麗だったら問題ないと思うぞ。」

その言葉に、私は視線を上げた。



「…私が好きなのは麗さんじゃありません!」



勢いで言ってしまった。



自分は何を言おうとしてるんだろう。

先生に言ってしまえば楽になるんだろうか。



「私は…」

そう言いながら、
先生のほうへまっすぐ体を向けた。