Reality~切ない恋の唄~

「お前、そんな悲痛なキャラだったか?」

レコーディングが終わると、
先生は言った。



「お前も苦労してるな。」

いつになく優しい笑顔の先生。



「明日は休みだろ?人の目なんか気にしないで、堂々と二人でデートにでも行ってこい。」



先生も
そんな目で私を見てるんだ…



「別に…、そんな仲じゃないですよ。」



私の好きな人は麗さんじゃない。

本当に好きな人は違うのに…



それ以上は何も言えない。



「まあ、たまには楽しんでこいよ。」



先生の言葉に、
黙ってうなづくことしかできなかった。