Reality~切ない恋の唄~

『舞』のファン第一号になってくれたのは、

小太りで、ちょっと頭が薄くなったおじさん…
もとい、お兄さん。



汗ばんだ額を輝かせながら、

「舞ちゃん、大好きです。応援してます!」

って言ってくれた。



その人は緊張してるのか、
もともと汗かきなのかわかんないけど…

握手すると、
その手もなぜか湿っぽい。



笑顔を作って
両手で握りしめる私。

その上から、
かたく握り返すお兄様。

すごく嬉しそうな顔のお兄様から、熱い視線が飛んできた。



最高の笑顔で

「ありがとうございます!」

って言った。



お客様は神様ですから…



芸能人って、
意外と大変な商売である。