Reality~切ない恋の唄~

どんなに明るく振る舞ってても、不安な心は歌に現れるんだろうか。



歌ってる途中で、
先生は曲を止めた。

「舞、どうした?」

「いえ…大丈夫です。すみません。」



先生にまで心配かけたくない。

明るく笑ってみせた。



でも…

一瞬、何もかもさらけ出してしまいたい気持ちになった。

先生だったら、
わかってくれるんじゃないかって思った。



龍二先生は厳しい人。

優しい慰めの言葉を
かけてくれるなんて期待してない。



だけど…
厳しい言葉の裏に
優しさを感じる時がある。

本当に相手のことを思って言ってくれてるのが、わかるようになってきた。



きっと
心のどこかで…

一番頼りにしてるのは、
龍二先生なんだ。