Reality~切ない恋の唄~

公園に取り残されたのは…

麗さんと、
雪だるまになった私と、
水没した携帯電話。



「舞ちゃん、ごめん。消火器って一度出しちゃうと、途中で止められないんだね。」

そんなの当たり前じゃないですか、麗さん。

この人たちは忙しすぎて、
避難訓練とかしたことがないんだろうか…?



「いえ、大丈夫です…。
ありがとうございました。」

真っ白になった洋服をはたくと、噴水から携帯を拾い上げた。

予想通り…
電源が入らない。

機種変更したばっかりだったのに…