Reality~切ない恋の唄~

ポケットの中から携帯を取り出し、全速力で走る。



振り返ると、
男も走って追いかけてきてる。



携帯を開いて、
着信履歴の一番上にある母の携帯に電話した。



携帯を耳にあてたまま、
ひたすら走る。



母は気づいてないんだろうか…

まだ電話をとってくれない。



さらに強く携帯を握りしめる私。

どんどん息が苦しくなってくる。



母の優しい顔を思い浮かべながら、心の中で祈った。



お母さん、早く出て…!!