Reality~切ない恋の唄~

薄茶色のサングラスに
シルバーのチョーカー。

オーディションの時にいた「考える人」だ!



「高橋、ノックしたら返事しなさい。」

「…すみません。」

「あと挨拶も。」

「はい…」



サングラスのせいで
先生の目は見えないのに…

近寄り難いほどのカリスマオーラを感じる。



あまりの威圧感に壁際で固まる私…。



先生に言われるまま、
全身が映る鏡に向かって立つ。



まずは基本中の基本から。

声を出さないで、
息だけでひたすら「スースー」やってる。



何の意味があるのかよくわかんないけど…

鏡ごしに先生の姿をチラッと見る。



龍二先生につっこむ余地はない…。