禁恋-禁断の果実たち-



 
 先生は私の方を見ようともせず




 一言あぁ、とだけ呟いた。






「…身代わりにしても、いいですよ」





 先生が私を見る。





「あの子の代わりにしても、いいですよ?」






 そうしてくれた方が、私も思い出として残すことができる。





「チョコ…受け取ってください」