4時半になって、図書室をでて屋上に向かう。 トン、トン、トンと屋上への階段を、ゆっくり、想いをこめるように上る。 …どうか どうか、このチョコだけは、受け取ってもらえますように。 そんなことを思いながら、ドアノブをひねった。