洗濯機をまわして、その間リビングのテーブルの上に置いてある雑誌を手にした。
その時、私のケータイが笑点を鳴らした。
?誰だろ?
私はケータイを取り、ディスプレイを見た。
「四季ちゃんだ!」
私は、電話をしてきた相手が四季ちゃんだとわかり、
すぐさま通話ボタンを押した。
「もしもし、四季ちゃん?」
≪あ、ゆゆ?今、平気?≫
「うん、大丈夫だよ。どうしたの?」
≪あのさ、ゆゆに言いたいことがあるんだけど…≫
私に言いたいこと…?
あ!そう言えば、四季ちゃん昨日何か言いかけてたな。
「もしかして、昨日言ってた気になる人のこと?」
≪うん…。いつ空いてる?≫
やっぱりそうか。
「今日は、漣が熱出してるから家出れないんだ。」
≪えっそうなの?!そんな大変な時にごめん!≫
「ううん、大丈夫だよ。たぶん、明日には下がるだろうし。明日じゃダメかな?」
≪うん、オッケー。じゃあ、また連絡するね。≫
「うん、待ってるね。」
私はそう言って電話を切った。
四季ちゃんの気になる人、どんな人なんだろう。