ご飯の準備ができて、みんなでテーブルを囲む……が。
「おいおい!なんで俺だけイスがねーんだよっ!」
わーわーと喚く夏山さん。
「しょーがねーだろ。このテーブル、4人用なんだから。」
冷静に返す漣。
うーん、クール!
私と漣、四季ちゃんと紫乃ちゃんが座って、埋まっちゃうんだよね…。
「嫌なら帰ってもいいけど。」
「うぉい!漣!それはひでーよ!」
う、うん…それはひどいよ?
「あの、夏山さん。私の席、座っていいですよ?」
私はサッと立ち上がり、夏山さんを促した。
「さすが奥さんっっ…」
「私はあっちのソファで食べるんで。」
夏山さんが嬉しそうに席に着くと、
漣が急に不機嫌になった。