あの日からも、私たちは普通に話したりしてる。
でも……何でかな?
胸がすごく苦しいよ…。
あの日が頭に焼きつく。

「優美亜?ちょっと…」
友也が手招きしてる。
「はいは〜い」
友也の元に行くと、
「屋上で話そ?」
「………」
黙り込む私。
友也と2人きりになるのは怖い…。
しかも、屋上とか…。
「…安心して?変なコトしないから…」
友也が微笑む。
この笑顔は安心できる。
「…わかった」
友也に手を引かれながら歩く。

屋上に着いた。
ドクン…ドクン…
今日はドキドキしない。
そりゃあ…あんなコトされたら、信用できなくなる。
「なぁ、優美亜?オレのコト嫌いになっちゃった?」
ドクン……
何て言えばいいの?
ムリ…言葉が見つかんない。
「…。やっぱり…。あんなコトしたら、嫌うよな…」
友也…。
私は君が好きだよ…。
でもね…
あんなコトされたらね…友也が怖くて怖くて…。

気づけば私の頬には涙が流れる。
「ふぇっ…友也ぁ…好き…友達として…グスっでも怖くて怖くて…」

―ギュッ

えっ??
友也??
温かい…
あの日と違って…
「ごめんな…理性がぶっ壊れて…あんな怖い目にあわせて…オレも好きなんだよ…恋愛としてだよ…」