そう来るか。
ヤバい…
心配がうるさくなるよ…。
「あれ?なんでもないから!」
「ホントに?怪し〜」
「ほ、ホントに!それより、友也の好きな人は?」
話を逸らした。
あの件には触れたくない。
あれは気持ちが溢れ出して言っちゃった…。
こんなこと友也に言っても言い訳にしかなんないよね…。

「……」
黙り込む友也。
なんでよ。
しかも耳が赤い。

てか、気づけば自分の家の前に到着してた。
「…友也?」
顔を覗き込むと顔も真っ赤。
まさかの熱!?
すると、友也がこう言った。
「オレん家来てよ」
…ドキン!
「はぁ?なんでよ?」
「食材の整理手伝って?」
あぁ。そゆことね。
「そっかぁ!今日の材料もあるしね!」
私ったらバカ…
何期待してんの?!

「お邪魔しま〜す」
友也の家は綺麗に整頓されてる。
私の家とは正反対です。
部屋の位置などが私の家とはちがう。
へぇ〜。こうなってんだ。
「ちょい、オレの部屋来て?」
はい?!?
男子の部屋に行くとか…私達はもう、中学生だよ!?!
友也はあんなコトや、こんなコトをする人じゃないと思うけど…。
私は仕方なく頷いた。
しかも、親いなそう…。

友也の部屋に入ると、意外にキレイだった。
…ドキっ