ふぅ……。
って…優美亜はどこだ?!
「優美亜!!!!!!!!!!」
オレは優美亜に向かってダッシュ。
「…?な…に…?ぐじゅ…」
あちゃー…。
泣いちゃってる。
「ちょっと来いよ…」
「う…ん…」
オレは優美亜の手を繋いだ。
優美亜が握り返してくる。
その力は強い。
ドキドキした…。
期待もしてしまうオレ…。
馬鹿だな…。
「と…も…やぁ…?」
涙がたくさん流れ出す優美亜。
「…キ…」
なになに???
「ん?どうしたぁ?」
「だから……キ…」
ほえ??????
キって何だよキって…。
「…バ…カ…」
なにがなんだかわからない…。
「てか、なんで泣いてんの?」
そうだ。
これが一番聞きたかった。
「う…ひっく…ぐじゅ…」
泣いてる…。
今は聞かない方がいいか。
「わかった…。今は何も聞かない…」
オレは再び手を繋ぎ、教室へ戻る。

優美亜…
まだ引きずってる?
キスしたこと。
本当に申し訳ないと思ってる。
お願いだから笑顔見せて。
大好きだから…。

オレの恋心は揺らいだり揺らがなかったり…。