このままじゃダメ…。
きっと無言のまま家まで帰ることになるよ…。
そんなのイヤ。
私は愛伊の言葉にこくりと頷いた。

部活が終わった。
さぁ………
友也に向かってダッシュ。
と思いきや……。
「まだ友也と帰る気?ふざけんなよ」
那桜に捕まる……。
最悪なパターン。

その時…
「おい…。内野…いい加減にしろ…頬が腫れてる理由も内野だな?」
奇跡が起きたのか…。
友也が駆け付けて来た。
那桜は何も言い返せなくなったのか、舌打ちをして去っていった…。
「優美亜…。ごめんな?お願いだから無視しないでよ…」
友也はズルイ…。
そうやって言われると、ついつい許しちゃう。
「もう大丈夫だしぃ…無視してごめんね…」
「いや、オレが悪いし」
謝る友也。
そんな顔しないでよ…。

気づけば秋弥がいた。
「あの…ラブラブのところ…失礼ですが…櫻井!今日は塾あるよ?振替休日したから…」
あー!!!!!!!!!!!!!
忘れてた〜……。
てゆーかラブラブは余分じゃない?(怒)
「帰りますか!仲直りしたし」
秋弥が呆れたように言った。
私と友也は仲を戻した。
一件落着ってトコかな?
3人は楽しく帰った。

それより…那桜はどうしよう…?