あー…。
オレの彼女にしたいよ。
何で友也なんだよ…。
オレは悔しくて仕方ない。
櫻井……。
オレの彼女になって…。
……………。
「…弥!秋弥!!ちょっと!」
なんだよ……。
誰だよ。
んぁ????
オレ寝てたのか!?
あちゃー…。
先生が呼んでる…。
オレは素早く起きた。
「先…!!!!!!!!」
―バチっ!
えっ、生徒に暴力?!
「しー!声デカイよ」
あっ、櫻井か。
オレのコト起こしてくれたんだ…。
たまに優しいんだよな。
「あ、ありがとな?」
オレは笑って言った。
「うん!気をつけて?あのジジイ怖いから!!」
ヒソヒソと言う櫻井。
か、かわいい。
―ドキッドキッ…
心臓だまれ!
櫻井の前だとうるさいオレの心臓。
―ドキドキ…バクバク…
まだうるさいなぁ。
15分は経つのに。


なぁ。櫻井…。
オレの気持ちに気付けよ。
この鈍感!!!
オレは頭の中には櫻井だけ。
1番愛しい人は櫻井。
好きで好きでしょうがないんだ。
何で友也なんだよ…。
オレを選べよ。
お前を諦められない。
諦めようとしても、無理だったんだ…。
諦めるなんて出来ないよ。

はやく気付けよ?
鈍感女♪