パキィィン 誰かにカッターをはたき落とされた音が響く。 前には見たことのない金髪でショートカットの男子が立っていた。 「…なんも知らねぇけど。命ムダにすんなよ!」 金髪のせいか、すごい迫力があった。 「ごっごめん…でも命ムダにして欲しくねえんだよ」 黙りきった私を見て金髪男が口を開いた。