「お坊っちゃま、お友達ですか?」 「あっああ」 「どうぞ、ごゆっくりしていって下さいね」 豪邸に見とれている私にひつじ(執事)っぽいおじいさんが優しく言った。 「はいっ!ありがとうございます」 深々と頭を下げた私を見て金髪男が笑った。 「いつまで頭下げてんだっつうの。風邪ひくから早く中入んぞっ」