獅子の生きる道

城内のエントランスは広く、数体のモンスターが徘徊している。

城を守っているというよりは自分達で勝手に動いているようで、秩序を感じさせない。

何ら気にせずモンスターを横切ろうとした。

目の前に振り下ろされる斧。

足のつま先より少し先で、地面にめり込んだ。

俺を真っ二つにするかと思えたが、威嚇か。

前方に立っているのは、ターバンを巻いた青い太った体の人型モンスターだ。

体が汗ばんでいるところ、より人間近さがある。

「何でこんなところに人間がいるんだあ?」

どうやら、俺を睨んでいる。

「キキキ、やっちゃう?ねえ、やっちゃおうよ」

隣にいる小うるさい妖精はすぐにでも襲い掛かってきそうだ。

「ほう、俺をやるのか?」

俺は魔剣を肩にのせる。

「びびって小便でももらしたかあ?」

「うむ」

どうやら勘違いをしているらしい。

こんなゲスにびびるという単語を使われるのは不愉快だった。

「俺が小便もらしてたら、通してくれんのか?」

「ハハハ、間違って入ったとしてもおもちゃが目の前にあるんだから逃がさねえよ」

斧を振り上げる。

「そうかい。元より、手遅れだがな」

隣にいる妖精を剣で真横に真っ二つにする。

いきなりの事だったので、妖精は反応が遅れたらしい。