婚約者となんて!




また美音が大声をあげる。






こいつ......!!!




加減っつーもんを



知らねぇのか!?





・・・って、変なとこに



気がいった.......。




今はこんなことを考えてる


場合じゃなくて....。





「あの...「あら!もうこんな時間!

 
 あなた、帰るわよ!今日は、


 会議があるのでしょ?」」



俺が話そうとしたら、美音の


お母さんに遮られた。




「おぉ!忘れてた!じゃあ今日は


 この辺で。美音、聖君に迷惑

 
 かけるんじゃないぞ」



美音のお父さんはそう言って、


出て行った。