【怜奈】
廃墟に来て5時間くらいがたっていると思う・・・。
あたしは疲れはてていた。


もぅ・・・だめだ・・・・・。


そう思った瞬間!




ばぁん!!!



「怜奈・・・!!」

助けに来てくれた。

「ゆ・・・う・・・・・や・・・。」
「怪我してないか?」
「ふぇっ・・・・うっうっ・・・・こわかったよぉ・・・・」
「もぅ、大丈夫だ・・・。」

あたしは裕也にだきついた。
今、あたし幸せだ。このときが止まればいいのに・・・。

伝えてもいいのだろうか・・・この思いを・・・・。



「怜奈」
「んっ?」
「帰るぞ。」
「うんっ!」

ギュッと手を握った。


だが、その手はすぐ離れてしまった。


「裕也!!」
「桃香・・・・・」
「浮気・・・しちゃだめっていったよね??」
「俺はお前なんか好きじゃない。別れてくれ。」
「いや。あたしと裕也はまだ付き合ってるのよ!」
「俺はお前が嫌いだ!!別れるも当然だ!!」
「じゃぁー・・・1つお願い聞いて♡」
「は?なんだよ・・・・」
「最後にあたしと今、怜奈ちゃんの目の前でヤろ?」

は?なに言ってんだ?怜奈の目の前でヤる・・・!?
無理だよ。だけど桃香と別れてぇ・・・・。くそっ・・・・・
【怜奈】
そんな・・・そんなのいや・・・
あたし耐えられないよ・・・・


こんなに好きなのに・・・・・。

「わかった・・・・・1回すればいいんだろ・・・・・・・・・
そしたらすぐに別れろ・・・。」
「ふふっ♡わかったっ♡」
「いやぁ・・・・。」

あたしの目からは涙がこぼれ落ちていた。

「ちょっとー♪怜奈ちゃんのお相手よろしくね♡」
「はーい!!」
「いこ♡裕也♡」

いやぁっ!!!!!!!
逃げたい・・・・。けどまだ手が外れないよぉ・・・・・。


【裕也】
「おい!!怜奈には手だすなよ!!」
「それは知らないわ♡」


俺は桃香を思いっきり押し倒した。

「ふぁんっ♡もっと・・・触ってよ・・・♡」

俺はこいつを適当にあつかった。