今更ながらコイツを部屋に入れることに抵抗がある


「ちょっと待って」


玄関の前で着いてきた飛田悠を振り返る



「いい?お茶飲んだら帰るんだよ。」



念のため念を押す




「はいはい。」



ニコリと笑うその笑顔にやっぱり動揺は隠せない




ガチャリとドアを開けて電気をつけた


「おじゃましまっす」


あたしの後をついて部屋に入る飛田悠




ってか散らかってなくてよかった・・・
今日の午前中片付けたばかりの部屋にホッとした



「コーヒーでいい?」


「うん」


コーヒーメーカーのスイッチをいれる




「ちょっと着替えたいからそこ、座ってて」



ソファに促しあたしは部屋に着替えにはいった