卒業式当日の朝、俺は残った私物をとりに生徒会室へ向かった。


まだ卒業式はこれからだというのに懐かしい感覚に陥る



自分の机に触りそこに座ってみる

しっくりとくるこの場所が案外気に入っていた




引き出しをあけ残ったものを確認する




ふと・・・目にしたのははじめて見る落書きで





−−−−っ!






“ゆうがすき。ももか”





鉛筆で書いたその文字に目を疑った