「だって、悠はこの学園のアイドルでしょ?卒業するまでは…そのままの悠でいていいんだよ?」



チョコを食べていた悠が手を止める




「何言ってんの?

俺は桃華は俺だけのものにしたい。卒業するとか関係なく、他の男子と話してるだけでも嫌だね。

結局…桃華の気持ちってその程度?」




違う



あたしが言いたかったのは…





悠は生徒会室を出ていった。




悠が、あたしのせいで無理してるんじゃないかって…

いつもの悠でいられないんじゃないかって…

そう思っただけだよ?






気づけば冷たい涙が頬をつたう


「話くらい…グスッ…聞けっ…」



悠のばかっ