「悠!勝手に決めないで!いくらかもわかんないのに…」



「いいよ。こっちで買うから」





はい?


大の大人が高校生に買ってもらうわけにいかないってば!




「だめだよ!」



「正確には母さん。」



え?




「この店の場所聞いたらさ、彼女に買うならお店に言っておくから好きなもの選んであげなさいって。」



・・・




「だから桃華が心配することないよ」



…お母さんが…?




「その代わり卒業したら連れてこいって何度も言われた。桃華のこと知らないのになんでだろうな・・・」




不思議そうな悠の顔





やだ…



嬉しすぎて涙が出ちゃうよ