ヤバい!


足踏んじゃったじゃん!!



「すみません!!」


言葉と併せてよろけたほうに振り返る




「あ‥」


「あれ‥?」



そこには見覚えのある生徒が立っていた



「と、飛田くん!ごめんね、足痛かったよね?」



それは学園のアイドル生徒会長

飛田くんだった




「‥‥だいぶ」

飛田くんの顔が歪んでいる


おもいっきりヒールで踏んづけちゃったもん
痛くないわけないよね



もしかして爪とか割れてない?

バレたらファンの子に怒られる?



そんな下らないことまで妄想していると

気づけば学校のある駅で電車は止まっていた