「桃華どこにいたの?」


「ごめんねーなんか喧嘩みたいなのがあって」



「えぇ~怖いね。巻き込まれなかった?」



「大丈夫。それよりもう1杯いこうよ」



「さっきナンパしてきた男が奢ってくれるって~」



「マジで?奢ってもらお~」



たいした出来事ではなかった


一瞬にして忘れてしまうほどのこと。





この夜の出来事が



あたしの学校生活を激変させるなんて



思いもしなかった。






気付かずに


今日もまた夜は次第に更けていく‥‥‥