名前、稲森光。 高校1年生16歳。 母さんがくれた名前。 でも、俺は光なんて これまで生きてきて 見いだせなかった。 「…母さん、もう俺だめだ。」 俺はなんの為に生きてる? したい事も見つからない。 頼る人もいない。 「サヨウナラ。」 光の無い世界に手を振って 俺は学校の屋上から飛び降りた。