その後、自習は真面目に勉強をした。
分かんないとこは先生に聞いて、
先生も分かんなかったら奏也に聞いて……
先生…奏也より頭悪いんだ…。
蘭もちゃんと勉強をした。
ただちょっとやると「もぅ無理~」って言うけど…
奏也は……あんまり勉強してなかった。というかする暇が無かった。
奏也の周りに女子が集まって「奏也くん!教えて?」と口をそろって言うからだ。
それでも優しい奏也さんは、1人1人に丁寧に教えてあげていました!
「なんかムカつく。」
「ふぇっ?!奏也、ぃぃいつの間に?!」
「優しい奏也さんは…から」
「あれまぁ……」
「なんだよ…帰ろっか」
「うーん……」
「帰んないの?」
「えっいや帰りまっす!!」

