独身マン

「・・・好きなひとぉ?」


「いるならいっちゃえ、いっちゃえ」



美紀子とあかねがさえを押す。


正義の心音はドキドキと早くなった。



(ど、どーしよう、こんなところで告白されたら)



「うん、いるよ」


「誰だよ?」



拓也も便乗する。



「えへへ、内緒☆」


「私たちの知ってる人?」


「両思い?」



あかねと美紀子がくいついてくる。

さえはえへへとかわいくテレ笑いをした。



「片思いだよ。 相手は、まぁー・・・、ね」


言葉を濁らせているさえ。


そんなさえを見て、正義は自分だと思った。