「今日は寒いね~」
ふとレジを見ると、そのときそこのレジで買い物をしていたのはかなりのお婆さんだった。 腰が曲がっていて、巾着を後ろに持ち、今にも風に吹き飛ばされそうだ。
「これ、おいしいか? わっち(私)初めて買ったんやがー」
そう、店員に話し掛けている。 ははは。 と店員のお兄さんは苦笑い。 一応相手にはしているみたいだが・・・。
「おまはん(アンタ)、学生さんか? 高校生か、大学生か」
「大学生です」
「ほー、そーけぇ」
(おーい! マジかよ~!)
客層を観るのを忘れていた。
「あれ? これ、割れとらんか?」
(割れてね―よ!)
自分の前の人もイライラしているのが分かる。 しかも1番むかつくのは、自分の後ろには誰も並んでいない事。
「変えてもらえますかな?」
「あ、はい」
どんどん他のレジは終わっていく。 さっきのおばさんも既にお金を払っていた。
(絶対あのババァ、俺のこと“バーカ”とか思ってるぞ!)
移動したいけど、妙なプライドで動けない。
(くっそ~!)
相変わらず間が悪い自分がいやになる。
ふとレジを見ると、そのときそこのレジで買い物をしていたのはかなりのお婆さんだった。 腰が曲がっていて、巾着を後ろに持ち、今にも風に吹き飛ばされそうだ。
「これ、おいしいか? わっち(私)初めて買ったんやがー」
そう、店員に話し掛けている。 ははは。 と店員のお兄さんは苦笑い。 一応相手にはしているみたいだが・・・。
「おまはん(アンタ)、学生さんか? 高校生か、大学生か」
「大学生です」
「ほー、そーけぇ」
(おーい! マジかよ~!)
客層を観るのを忘れていた。
「あれ? これ、割れとらんか?」
(割れてね―よ!)
自分の前の人もイライラしているのが分かる。 しかも1番むかつくのは、自分の後ろには誰も並んでいない事。
「変えてもらえますかな?」
「あ、はい」
どんどん他のレジは終わっていく。 さっきのおばさんも既にお金を払っていた。
(絶対あのババァ、俺のこと“バーカ”とか思ってるぞ!)
移動したいけど、妙なプライドで動けない。
(くっそ~!)
相変わらず間が悪い自分がいやになる。