君の隣で…

「あっごちそうさま」


あたしは気まずくなって自分の部屋に逃げる


部屋のタンスの上にはあたしと健兄ちゃんの写真がある


卒園式の写真


これが健兄ちゃんと撮った最後の写真だった


そこからしばらくあたしはずっと泣いてばっかりだった


小学校の入学式の写真は目が腫れていてひどいことになっている


「美羽…?」


健兄ちゃんが部屋の入り口に立っていた


「健兄ちゃん…」


まだあの時の気持ちが消えてないのかもしれない


健兄ちゃんに近づくたび、触れるたび


あたしの心臓は騒がしく動き出す