君の隣で…

健兄ちゃんはあたしの手を掴むとダンボールから離す


健兄ちゃんが触れた瞬間、心臓が騒がしく動き出す


身体中が熱くなってくる


「俺がやるから美羽は座ってて」


そう言うと健兄ちゃんは手際よく服を分けてしまった

あたしはおとなしくベッドに腰かける


「よしっこれで終わり」


健兄ちゃんはダンボールをまとめて部屋の端に置いた


健兄ちゃんはあたしの横にねっころがった


「美羽さ、昔俺と遊んでたの覚えてる?」


「うん。覚えてるよ」


だってあたしの初恋の人だもん


さすがにそこまでは言えないけどね