この世界には親のいない子供がたくさんいるだろう。
今までアタシは他人事だと思っていた。

幸せ過ぎた…何も不自由なんてなかったし、恵まれていた。
家族も仲が良かったし、幸せ過ぎたんだ…

お母さんは明るくて太陽みたいな人だった。
お母さんがいれば不安も吹き飛んだし、笑顔になれる。

どうやって生きていこう…ただ一人そんなことを思ったり、お母さんの思い出を懐かしんだ。

体は未来へ向かっているのに、心はお母さんがいたあの日々を向いている。