*Rainy*


「諦めるんですか?」



それができたら楽なのにな。



「ま、ミドリさんには無理か。」



確信か、コラ。アンドーも生意気になったもんだ。



「いいんだよ。シズクが幸せならそれで。」

「ヒューっ♪」





アンドー、今度の酒に毒盛ってやるから覚悟しとけ。



シズク…何かあったら俺に言えよ?



そんな、届かない想いは胸にしまって鍵をかけた。





      Side Midori【終】