後悔はしている。 あの日、シズクの手を離したこと。 大学合格が決まったシズク。 俺等はテキトーに、卒業できる程度に高校に通ったが、シズクは違った。 おばさんのためだろう。 勉強もしっかりやっていたし、黒楼に入っていることは学校にはバレないように細心の注意を払っていた。 「ミドリ、別れて…。」 あの日のことは未だ忘れられないままだ。