カズ君は私を抱きしめる。



「何か出来ることはないか考えてたんだ。…けど思いつかないからミドリさんに相談してみた。」



そうか。

だからこの前ミドリ君のバーがどこにあるのか聞いてきたのね。



「嬉しい…。」



素直に嬉しい。

お母さんに、これからはもっと会いに行けるようになるんだ。