「カズ君にも私にも、お互いに知らない過去がたくさんあるね。けど……私はカズ君との今を大切にしたいから。 …不安はふたりで乗り越えよ?」 「うん。」 話すことも聞くこともどちらも同じくらい大切。 カズ君とはいつも正面から向き合っていたいな。 「寒いし、部屋入ろ?」 「うん。」 まだ、うんとしか言えないカズ君がかわいい。不器用で幼い私の彼氏。