*Rainy*


ふたりで炒飯を頬張る。

……この部屋で誰かと食事をするなんていつぶり?



「うめー!」



食べながらカズタカ君はずっとそれしか言わない。まぁ、よかった。



「「ごちそうさまでした。」」



お皿を片付けて、コーヒーでまったりタイム。…眠い。



「眠い~。」



カズタカ君の右肩に頭をあずける。

安心するこの感じ。ついやっちゃう癖なんだよね。



「シズクさんっ!?」

「ちょっとだけ。」



少し、強ばってる?

ククク…かわいいんだから。
肩にチカラ入れすぎだって。



そのまま睡魔にまかせて私はまぶたを閉じた。感じるのはあの煙草の残り香じゃなく、ふわりと香る香水の匂い。



カズタカ君、香水つけるんだ…。