ちらりと横顔をうかがうと、ねぎと真剣に向き合っている。 ……ぷ。ねぎってそこまで悪戦苦闘するものじゃないから。 私はクスっと笑って、自分は卵を溶いたり母が送ってくれたチャーシューを切っておく。 「よし!」 カズタカ君がねぎを切り終わった時に、私はフライパンに油をひいた。 「危なっかしい包丁裁きね。」 「…去年の調理実習以来。」 アハハハハハハ! 手伝うって言うから慣れてるもんだと思ってたよ。 爆笑する私の横で、カズタカ君は照れたのか顔を赤らめた。