「おー?どれどれ・・」
オレンジ頭が、ダルそうな男が見ていた方向を双眼鏡で眺める。
「あの茶髪か?」
「そ~」
「ありゃだめだな。勘違いするタイプだ」
「ふーん」
飴を食べ終えたのか、懐から再び棒つきキャンディーをとりだすダルそうな男。
こいつの頭は黒髪にピンク色のメッシュが入っている。ちなみに、このメッシュはとなりのオレンジ頭が寝ている間に勝手に入れていた。
俺はそれをただ眺めていた。
起きたそいつに無言の怒りをぶつけられている時も、その後何時間か起きなかったときも、俺はただ見ていた。
助けるのとか、面倒だし。
オレンジ頭が、ダルそうな男が見ていた方向を双眼鏡で眺める。
「あの茶髪か?」
「そ~」
「ありゃだめだな。勘違いするタイプだ」
「ふーん」
飴を食べ終えたのか、懐から再び棒つきキャンディーをとりだすダルそうな男。
こいつの頭は黒髪にピンク色のメッシュが入っている。ちなみに、このメッシュはとなりのオレンジ頭が寝ている間に勝手に入れていた。
俺はそれをただ眺めていた。
起きたそいつに無言の怒りをぶつけられている時も、その後何時間か起きなかったときも、俺はただ見ていた。
助けるのとか、面倒だし。

